最近ずっと、山本周五郎の小説を読んでいるのですが・・・
ぶっちゃけ、山本周五郎は天才だと思う。
私はシリウス出身のスターシードでありながら、日本文学はかなり読んできました。
並み居る日本の文豪たちの中で・・・
山本周五郎は、頭2つ分くらい飛びぬけた天才だと思う。
作曲家で言えば、バッハかモーツアルトタイプ。
モーツアルトの書いた楽譜は原本しかない(コピーを作らなかった)と言われるほど、書き直しがないそうです。
インスピレーションとして降りてきた♪をさらさら書き写すだけで「完璧な音楽」がすでに完成していたからですよね。
山本周五郎の小説はそれと同じ。
周五郎の脳がキャッチした世界観を巧に言葉で紡ぎ出していけば「人間の真理」がそこに描きだされて、それはただもうそれだけで完璧。
そういう読了感をもたらす稀有な作家であると思います。
なぜ?ノーベル賞を獲っていないのか。
恐らく、文学とはみなされず「大衆小説」に分類されているのでは?
直木賞など、日本の賞の受賞も辞退しているらしいですし。
でも、彼が書いた「栄花物語」は、ノーベル賞に値するんではと、個人的には思っています。
この小説の中で、男が女との関係を振りかえる描写に、以下のような下りがありました。
「つくられた道徳観や社会的秩序などにしばられず、ふたりはさわやかに自己を開放した。責任を感じたり、良心に咎めたりすることもなかった。」
男女の結びつきを表現するもので、ここまで純粋にその本質を言い当てた描写を、私はいまだかつて読んだことがありません。
これは私が掴んでいる男と女の関係の本質における真理と完全に一致します。
無条件の愛。
無条件の愛は、3次元思考では絶対に理解することができません。
3次元の世界には、人間が捏ね繰り回して生み出した、様々な制限やルールや道徳観がある。
でも、「無条件の愛」は、そんなものを軽く凌駕した領域に存在してる。
「無条件の愛」つまり、自分と相手に等しく、完全なる「自由」を与えるという意味。
私は完全に私の意志により、またその意志のみにより、あなたと繋がることを選び、それを楽しむ。
あなたは完全にあなたの意志により、またその意志のみにより、あなたの「自然」に従ってください。
したいことをして、したくないことはしない。
そこに一切の縛り、義務、責任、罪の意識は存在しない。
なんと清々しくさわやかな在り方であろうか。
統合状態。
ワンネス。
しかし、そこにほんの少しでも、エゴ(あぁするべき、こうするべき、所有欲・独占欲・優越感等)が混ざったとき、純粋さは損なわれ、棘が生れる。
分離の始まり。
うーむ 🤔
すごいな山本周五郎。
興味がある方は、是非、山本作品を読んでみてください。
感情がすごく動くので、タオルを用意してから読んでくださいね。
お薦め:
- 短編集
- つづみくらべ
- 栄花物語
- 柳橋物語
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