アセンション

純粋日本的スピリチュアリティ批判

私の印象では、日本には「良い人のフリをする人」は大勢いらっしゃるけど、正直な人は少ない。

というよりも、著名なインフルエンサーを除けば、日常生活ではほぼ遭遇しない。

理由は、日本人にとって社会に受け入れられる条件が、「社会的に正しいこと」「良い人」だから。

「社会に受け入れられたい」と願う人々は、そのように振舞う癖が無意識に染みついていると感じます。

しかし、アセンションとかライトワーカーとは、「良い人になる」という意味ではないんですよね。

そうではなく、プロセスを通して自分を癒し、トラウマや痛みに根差した制限的で自己防衛的なパターンから脱却し、本来の自分らしさを開花して生きられるようになること。

人目を気にすることなく、周囲の人の思惑に惑わされることなく、のびのびと自分を表現できるようになることなんです。

しかし、自由な自己表現を抑圧される日本の社会は、それとは逆をいっていると感じるのです。

「癒し」という言葉も、「猫見て癒された―」という表面的な意味での「癒し」として捉えている方が圧倒的多数。

しかし実際の自己統合は、もっと根源的な変容を伴う、シビアなプロセスです。

このことをあまり理解せず、表面的な理解だけでアセンションやスピリチュアリティに興味を持っている層も厚いですよね。

何より、「良い人のフリ」という文化的な傾向や、社会的な期待に沿おうとする無意識の在り方は、内面的な抑圧をもたらしていると見ています。

それがアセンションやライトワークの本質と相反している点は、本質的に見過ごせない点です。

この記事では「純粋日本的スピリチュアリティ批判」と題して深堀してみたいと思います。

純粋日本的スピリチュアリティ批判

日本文化における「良い人のフリ」と社会的抑圧

日本では「表面的な調和」が強調されるため、個人の自由な自己表現よりも集団の調和が優先する傾向が強いです。

「同調圧力」「空気を読む」文化が、感情や自由意志を抑圧する結果になっていると考えます。

人々は自分の率直な感想や考えを口にすることをためらい、自分がそれを言うことで周囲にどのような影響があるかをまず考え、「場に合わせた」言動をする癖が染みついている。

それは必ずしも自分の本音ではなく、ここで「本当の自分」と「表に出ている自分」の間に乖離が生じます。

社会的承認への依存

社会的に正しく在ろうとすることで承認を得るという構造は、人々の「良い人のフリ」を促進します。

この承認への依存(承認欲求)は、内面世界における本当の自分との乖離(内面の分裂)を引き起こすことに繋がります。

結果的に、本当の自分から断絶されて、自分の内面にアクセスできない、自分の気持ちや感情をうまく言語化できない人が量産されていると思えるのです。

批判を恐れる心理

自分の考えを口にしたり自由に振舞ったりすることが批判を受ける風潮の中では、批判を避けるために自己を抑制する傾向が強くなります。

これも、本質的に、自由な自己表現の抑圧につながります。

アセンションとの矛盾

アセンションやライトワークは、自己表現を抑圧する社会的な制限やエゴのパターンから脱却し、本来の自分らしさを取り戻すプロセスです。

先に述べた通り、「良い人になる」ことを目指すものではありません

このことを理解しないままにプロセスを歩めば、深刻な内面分裂を引き起こしかねません

自己統合どころか、内面の抑圧と分裂が激化するだけの結果となってしまいます。

ライトワークとの相反点

自己表現の自由の欠如

日本では、自由に自己表現をすることが「自己中心的」と捉えられることが多いです。

もしくは「我が強い」と言われる。

しかし、アセンションやライトワークでは、自己表現は魂の成長に欠かせない要素です。

「我が強い」と思われたくない、言われたくない人は、必然的に自己表現を抑圧し、プロセスを真っすぐに歩めなくなります。

また、「相手が言って欲しいことを察して言ってあげる」ことを続けていると、自分の内面に解消できないストレスが蓄積し、それが原因で本当の自分と繋がれなくなります。

「相手が言って欲しいこと」ではなくて、「自分が言いたいこと・いうべきこと」を訓練していかないと、アッセンドはできません。

エゴのトラップ

社会的な承認を得るために「良い人のフリ」をする行為は、エゴが作り出す典型的な防衛的なパターンです。

アセンションはこのようなエゴのパターンを乗り越えることをが求められます。

よって、「社会的に認められるような良い人」であろうとしながらアッセンドしようとすることは、土台が相反する行為であると言わざるを得ません。

両方を同時に得ることはできないのです。

外国のライトワーカーと日本のライトワーカーの違い

日本のライトワーカーの多くは、優しさを重視する文化的な背景から言葉を選びすぎるあまり、本質に触れる機会を失っているように見えます。

また、日本では「癒し」や「ライトワーク」がエンターテインメント的な要素を帯びることも多く、深い内面的な探求よりも、表面的な満足感を優先する傾向があるように思えます。

例えば、深いレベルでの癒しや統合を目指すのではなく、表面的なレベルで「少しスッキリした」程度のヒーリングを行う、あるいは、クリスタルやエナジーワークで一時的な癒しを提供する。

諸外国のライトワーカーたちは、比して、物事の本質に迫る能力が高く、アセンションに対する理解も日本に比べると深い傾向があります。

同じくニューエイジ的なアプローチはありますが、それでも、コミュニティの質などは日本と比べるとよほど本質的と感じています。

結論

日本社会が抱えるこのような文化的背景の中で、ここに述べたようなアセンションの本質的な側面は非常に重要です。

ここを理解して腑に落とすことができるかどうか、また、腑に落とすだけでなく、体現することに一歩を踏み出せるかどうかが、アッセンドできるかどうかの分かれ目と言ってもいいくらい。

自由な自己表現を解放し、トラウマやエゴを癒すことは、アセンションだけでなく、個人の真の成長・進化にとって不可欠です。

日本社会は、その根本的変容を今迫られていると言っても、過言ではないと私は考えています。

これは日本社会に限ったことではなく、地球全体に同じことが言えるでしょう。

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