私のプライベートな人間関係は 100% 外国人で、これから先も、私は日本人と個人的に人間関係を持つ意志を持っていないことを、以前書きました。
理由は、私と日本の人たちとの間に埋められない意識のギャップがあって、コミュニケーションが非常なストレスだから。
私が感じている日本人との「分かり合えなさ」は、とても深い文化的な背景に根差しているように思います。
目次
外国人と日本人のコミュニケーションの違い
「違う」ことを尊重する外国人
私が外国人とは人間関係を持ちやすいと感じる理由は、彼らは私を最初から「日本人」として、「自分とは違う存在」と認識しているから。
彼らは、私を知ろうとする努力を自然と行います。
私もまた然り。
「どういう経緯で香港で暮らしているのですか?」
「食事は一日に何回摂りますか?」
「飲み物は何がお好きですか?」
「世界で好きな国はどこですか?」
こういう質問が自然とやり取りされて、しっかりとした言葉のやり取りを通してお互いを知り合うことができる。
それが私にとっては非常な安心感と快適さ、誤解されることなく自分を知ってもらえる心地良さに繋がっています。
「同じ」ことや「暗黙の了解」を求める日本人
一方で、日本人は無意識に「同じ日本人だから〇〇なはず」と前提を置いてしまう。
相手に対して言葉で何かを確認することを善しとせず、「察する」「忖度する」「推し量る」といった非言語コミュニケ―ションを用い、根拠なしに「相手を理解したつもり」になってしまう。
加えて、「空気を読む」や「暗黙の了解」が重要視されるため、個々の違いを深く知るための「言葉のやりとりをすることの重要性」を認識できていないことが、誤解やすれ違いを生み出していると感じます。
私にとってこれは大きなストレスとなっています。
なぜなら、相手は私のことを「わかっている」どころか、単に「自分が見たいものを私に投影してそれを見ているだけ」だから。
相手の誤解を解こうと言葉を投げかけても、その言葉を受け取れる人は少なく、「自分を否定された」と思い込んで自己防衛的な態度を取る人が多い。
少しでも自我が動揺してしまうと殻に閉じこもってしまう未熟な人が多いのも、日本の特徴です。
日本人相手には、こちらが「(自我を動揺させないように)過度に気を遣ってあげる」ことを強いられ、それが私には強いストレスとなります。
私のアイデンティティの強さ
私は「私は私である」という意識が非常に高いです。
この「自我の強さ」は、日本社会ではなかなか受け入れられにくいですが、それが私の根幹をなしている大切な軸であることは間違いありません。
だから、日本の人たちから無意識の同調圧力や「共感を求める欲求」を押し付けられると、
「いい加減にしろ!私はあなたじゃない!」
と怒鳴りつけたくなる衝動に駆られる。
何よりも、私という人の独自性を尊重されない態度を取られることが、私には耐えられないのです。
日本人の特殊性
多くの日本人は「他人は自分と同じ」という無意識の前提を持っています。
これにより、相手を深く知ろうとする努力を怠り、「知っているつもり」になってしまう。
結果として、誤解やすれ違いが多発し、表面的な関係に終始することとなる。
さらに、「これが常識」「これがマナー」「そういう時はこうするもの」といった画一的な価値観に雁字搦めで、誰彼構わずそれを押し付ける。
その枠に嵌らない人を排除する排他性が強い。
日本人全体が意図的に他者に対して無関心という意味ではなく、そこには文化的な背景や教育、社会的な習慣があることは重々承知の上です。
しかしだからといって、私が日常的に受けている強いストレスが緩和されるわけではない。
私的な結論
自分の世界を大切にする
私の価値観や独自性は、日本社会では理解されないかもしれない。
でも、それを意に介することなく、自分を守り育てていくことが何よりも重要。
日本の人たちが「どう思うか」よりも、自分自身に正直に生きることに集中することが私にとっては1000倍大事。
特殊なのは私ではなく、日本と日本人の方。
コミュニティを選ぶ
こんなちっぽけな集落から出て、私を深く理解しようとする意識を持つ人たちだけと関わること。
世界には、もっと開けた意識で生きている人たちが大勢いる。
多様な価値観や生き方を持つ人たちと関わることが、私にとっては安心・安全な環境となります。
境界線を引く
日本人との間で誤解や違和感を感じた際には、相手に合わせることなく、「私はそうは思わない」「私はこう感じる」と、淡々と自己表現を続けること。
相手の反応に執着しないこと。
感情的に巻き込まれないよう、距離を置くこと。
私のように自分を大切にしながら生きることを選ぶ人にとって、日本の全体主義的な文化は大きなチャレンジとなります。
その中に巻き込まれることなく乗り越えることで、より深い自己理解と自由を得られるでしょう。

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